「リスクを恐れず商品開発に挑む姿勢」と「社員の方の雰囲気」に魅力を感じたからです。私は、「生活に根差した商品で人々のくらしを豊かにすること」を就職活動の軸としており、日々のくらしに小さな喜びや幸せを提供したいと考え、文具・家具メーカーを中心に就職活動を行っていました。実際、学生時代にキングジムの商品を使ったことがあり、「めずらしいけれど便利だな」と思っていたのですが、説明会などで会社を知るにつれて、人々に驚きと期待以上の喜びを提供できる会社だと改めて感じました。また、採用面接でも、丁寧に話を聞いてくださるところに社員の方の思いやりを感じ、最終的に入社を決めました。実際に入社してみても、社員の方は穏やかな方が多いと感じます。風通しのよい環境だからこそ活発な意見交換ができて、驚きと喜びの詰まったアイデアを生み出せるのだと思います。

開発部門とはまた別部隊で商品開発に携わっています。当社はテプラや厚型ファイルを主とする文具・事務用品メーカーですが、実は防災用品や安全対策用品などの、いわゆる文具以外の商品も扱っています。私が所属する商品課では、そのような新しいジャンルの商品を仕入れて、当社オリジナル仕様に変えて商品化する業務をおこなっています。通常の開発フローとは少し異なる部分もあるため、低リスクかつスピーディーに商品化することが求められます。広い視野をもって多角的な視点から世の中のニーズを探っていくため、普段から様々な業界の展示会に足を運びます。新しいことに果敢にチャレンジしている当社の中でも、先陣を切って今までにないジャンルに挑んでいます。

自分の担当した商品が店頭に並んだり、大きな売上になると嬉しいです。短い期間の中で、仕様決定・価格交渉・契約・納期調整などの多岐にわたるフローを経て、無事に発表・発売できたときは、とても達成感があります。それが大きな売上になると、さらに嬉しいです。また、当社ホームページや各種SNSに担当商品が掲載されているのを見るのも楽しみです。今までにないジャンルの商品が多いため毎回ドキドキしていますが、そのぶん反応が大きいと頑張ってよかったなと思います。メーカーの魅力は、自分たちで商品を生み出せるところだと思いますが、当社では文系理系問わず、誰でも商品開発に携われるチャンスがあるため、恵まれていると感じます。

自分で限界を決めずに、様々な部署の仕事にチャレンジしてみたいです。当社はジョブローテーションという制度があり、営業・開発・広報・経理など、様々な分野で活躍できるチャンスがあります。実際、私も営業や開発の一部を経験しましたが、一つの商品がお客様の手に渡るまで、非常に多くの方が関わっていることを学びました。他部署での経験を違う仕事に活かせるのがジョブローテーションの強みであるため、様々な仕事を経験してお互いの立場を理解し、ゆくゆくは部署間の架け橋のような存在になりたいです。

就活中は、将来への漠然とした不安や焦りを感じることが多いと思いますが、それはきちんと就活と向き合っているからこそ感じるものだと思います。絶対に自分なりの長所やアイデンティティーはあると思うので、ぜひ自信を持ってほしいです。迷ったときは、友達に自分の長所を聞いてみたり、自分が普段何をしている時が幸せかを考えてみるのも、自分のアピールポイントや、やりたいことをより具体的にイメージできるので良いと思います。就活は自分を見つめ直すいい機会だと思って、うまく息抜きしながら頑張ってほしいです。応援しています。