「ポメラ」は書く意欲を盛り上げ
最短距離で文章と向き合える、いい相棒です。高山 一実(乃木坂46)

発表から3か月足らずで20万部を突破し、話題を集めている初の長編小説『トラペジウム』(KADOKAWA)は、乃木坂46のメンバー、高山一実さんがポメラを使い、3年に渡ってしたためた作品。「ポメラと一緒に旅をした」と語る高山さんに、その使い方や「ポメラ」愛を語っていただきました。

乃木坂46・高山一実

1994年2月8日生まれ。千葉県出身。2011年、乃木坂46一期生として加入。デビュー以来、全シングルの選抜メンバー入りを果たしている。クイズ好きとしても知られ多くのクイズ番組に出演するなど、バラエティ番組でも活躍する。2016年には短編小説を発表。2018年には初の長編小説『トラペジウム』を上梓した。

↑多忙のため、家以外の場所で書くことが大半だったという高山さん。画面を開くと、最後に編集していた文章がパッと表示されるので、ファミレスやカフェでも、すぐに文章作成に入り込めるのが魅力だったとか

Q.1 「ポメラ」の存在を知ったきっかけは?

「私がはじめて書いた小説は短編で、ずっと原稿用紙に手書きをしていました。キーボードを使うようになったのは、出版社の方から、『長編小説(トラペジウム)を書きませんか?』とお誘いいただいたことがきっかけです。作家の羽田圭介さんの小説が好きで、羽田さんが作品を「ポメラ」で書かれていることを知っていましたから、私も「ポメラ」で書こうと、早速使い始めました」

Q.2 なぜPCではなく、「ポメラ」を選んだのか?

「羽田さんにならったことのほかに、「ポメラ」にはネット機能がありませんから、気が散らず、文書作成だけに集中できると思ったんです。インターネットにつながってしまうと、ついネットショッピングをしたりYouTubeを観てしまったり、誘惑が多いですからね」

Q.3 選んだ「ポメラ」は?

「羽田さんが当時使用されていた「ポメラ」と同じ、ストレート型の『DM100』です。折り畳みタイプと迷ったのですが、スマートなデザインが気に入って、こっちを選びました。事前にチェックしたユーザーレビューで“使いやすい”という声が多かったことも決め手ですね。はじめから持ち運んで使うつもりで、一緒にケースも買いました」

↑楽屋でも、空き時間になると「ポメラ」で真剣に執筆。「書けなくても、ちょっとでもいいから、「ポメラ」と向き合っていたかったんです」と当時の心境を明かしてくれました

Q.4 いつもはどういった場所・シーンで使っている?

「軽くていつでも持ち歩けるので、本当にいろいろなシーンで使ってきました。初めての長編小説『トラペジウム』は、プロット作りから完成まで約3年かかっているんですけど、その間、頻繁にファミレスとカフェに通って書いていましたし、ライブツアーで宿泊したホテルや、お仕事の現場にも持っていって、空いた時間に書いていました。そういった現場では、あまりはかどりませんでしたが(笑)。ただ、『トラペジウム』は執筆期間だけでも2年半もかかりましたから、メンバーからは『まだ書き終わらないの』とか、『1年前の夏のツアーでも書いてなかった? デジャブだよね!』なんて、からかわれていました(笑)」

↑『トラペジウム』の後半に登場する「進路説明会のシーン」を、一番最初に書き始めたとか。
↑小説の執筆で一番役に立ったのが、書くにあたって数年ぶりに使った電子辞書機能。辞書で調べることで、じっくりと言葉と向き合うことができたのだそう
↑使い慣れていることもあって、タイピングもサクサク。「ずっと使ってきましたから、キーボードにはもう指紋が凄いんです……」

Q.5 具体的に気に入っているポイントは?

「充電をよく忘れるので、乾電池で使えるのは便利ですね。充電用コードを持ち歩かずに済む気軽さも気に入りました。それから機能でお世話になったのは、なんといっても辞書機能です! 自分の小説ですから、間違った日本語を使いたくなかったし、言葉の響きも大切にしたかったので、書きながらよく調べていましたね。「ポメラ」を使って初めて辞書のありがたみに気づきました。電子辞書としても最強です。辞書とノートがひとつになっているわけなので、学生時代に「ポメラ」があればよかった……と、何度思ったことか! でも、やっぱり一番は、起動の早さかもしれないですね。“今日は眠くて書きたくない”と思っても、画面を開いた瞬間に、書きかけの文章が表示されると“よし、やっぱ書こう!”ってテンションが上がってくるんです。最短距離で文章と向き合うことができるのは、「ポメラ」だけの魅力だと思います」

Q.6 「ポメラ」で書くときのマイルールとは?

「例えば、仕事がうまくいかずに涙したり、自分自身に怒りを感じたり、感情が波打っている時は、その気持ちを「ポメラ」にメモすることで放出していました。小説に使おうと書いたわけではないんですけど、執筆に行き詰まった時、メモをもう一度冷静に読み返して、感情のゆらぎを小説に引用することもありましたね。あとは書式にもこだわりがあって、縦書きで、文字のフォントは標準より小さくするのがマイルールです」

↑常に持ち歩きハードに使われてきたものの、故障やトラブルはゼロだとか。「とにかく丈夫なところにもひかれました」

Q.7. ユーザーとして製品に物申したいことは?

「あまりに完璧過ぎて、もう『DM100』で十分……と思っていたんですが、(取材時に試用してみて)『DM200』はやっぱり進化していますね(笑)。スタイルもめちゃくちゃカッコいい。乾電池式じゃないと知った時は“えーっ”と思いましたけど、いつもバッグに入っているモバイルバッテリーでも充電できるようなので、これなら使いこなせそうです。それに、変換辞書はさらに賢くなっていて、フォントもよりなめらか! 指紋のつきにくいキーボードもいいですね。うーん、これ以上望むことはないんじゃないでしょうか!」

Q.8 自分にとって「ポメラ」とは?

「一緒に長い旅をしてきた相棒のような存在です。書き溜めたメモはすべて残っているし、ボツになった文章もいっぱい入っているし。「ポメラ」がなかったら『トラペジウム』は生まれていなかったかもしれません。だから愛着も深いです。機械というより、なんだか人に近い感じがしますね。文書を書いていると『はいよー、この文書を保存しておくよー』という声が聞こえてきそうな、温かみを感じるんです」

↑実はこのときすでに取材時間をオーバーしていましたが、とても丁寧に時間をかけて、お祝いのメッセージを書いてくれました

Q.9 「ポメラ」への愛が冷めることはある?

「今後も小説を書き続ける限り、絶対に手放すことはないですね。これからも大事に使い続けていきます」

Q.10 最後に、10周年を迎えた「ポメラ」にお祝いメッセージをください!

「「ポメラ」10周年おめでとうございます! 今この文章を打っていて[ああ、これこれ]と嬉し懐かしい気持ちになりました。私事ですが半年前に『トラペジウム』を書き終え、それからしばらく「ポメラ」とさよならしていたのですが、親友と再会できた感じです。無機質さがないんですよね。人っぽいです。辛いときも幸せな時もそばにいて支えてくれたからですかね。起動の早さ、バッテリーの持ち、タイピングの感触、抜群の機能性、こんなに頼もしい相棒はいません。また共同生活できる日を楽しみにしています。高山一実」

約3年にわたって肌身離さず持ち歩き、『トラペジウム』を二人三脚で書き上げた「ポメラ」。完成後の虚脱感や解放感もあり、しばらく「ポメラ」と距離を置いていたそうですが、『トラペジウム』の大ヒットで、読者からは続編や次回作への期待が高まっているようです。そう遠くない日に、高山さんと「ポメラ」の新しい旅立ちが始まるかもしれません。

高山一実さん、ありがとうございました!