導入事例紹介 タクシーに車両識別表示を導入 タクシー会社 キーワードは、安心でした。 淡水と海水が入り交じる汽水湖として知られ、シジミで有名な宍道湖。そのほとりの島根県松江市に、松江一畑交通(株)の本社はあります。鉄道や百貨店なども手広く経営する、地元では有名なグループ企業の一員であるこの会社で、昨年の7月から、話題のサービスが始まりました。タクシー全車両に、会社名と車両番号を記載した点字ラベルを貼り付けたのです。 次の事例をみる

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松江一畑交通 土江さん

「きっかけは、昨年3月のタクシー事業適正化協議会でのことでした。目の不自由な方にも、安心してタクシーを利用していただく方法を検討中に、点字『テプラ』の存在を知りました」と話すのは、松江一畑交通の土江さん。

目の不自由な方にとって、目的地まで行ってくれるタクシーは、大変便利な乗り物です。しかし、電車やバスなどとは違い、どの会社の、どの車両に乗ったのか分かりにくいという問題もあります。

「車内に点字表示をするためには、専門の業者などにラベルを発注しなければならないと思っていました。しかし、点字もできる『テプラ』なら、専門知識がなくても、その場で簡単に点字ラベルが作成でき、通常の『テプラ』としても使用できる点などが評価され、導入することにしました」

こうして、文字と点字が併記されたラベルを、後部座席左側のドアに貼ることになったのです。

「指で触れると、会社名と車両を識別できます。島根県のタクシーとしては初の試みですが、現在全車両・約60台に採用しています。驚いたのは、サービス開始後、健常者のお客様からも『素晴らしいサービスを始められましたね』と、お褒めの言葉をいただいたことですね。これは大変嬉しいことでした。バリアフリー化は、時代の趨勢。これからも、あらゆるお客様にご満足いただけるサービスを心がけていきたいと思います。」とのこと。点字もできる「テプラ」は、顧客満足度の向上にも、少しだけお役に立てたようです。

(取材:2006年3月)